顔面に自動車のホイールを落としてしまう

2000年1月29日(土)撮影

自動車部品工場に勤務していた頃のことで、臨時出勤した日の作業中のことでした。

自動車のホイールを持ちながら階段を降りていたときに、ステップで足元が滑り、後方へ転倒してしまいました。手に持っていたホイールが振り上がって、顔面に落ちてきました。落下の勢いで、上唇にキズができ、皮膚の下の歯が一本曲がり浮き上がった状態になりました(のちに歯の脱臼だと知ります)。保健担当者は、ずさんなので、顔を傷については認知していましたが、歯の脱臼については無視していました。

事故の検証として、会社側は、ステップを踏み外し転倒したということになっています。ステップに滑り止めシートを貼っていれば、絶対に滑らないという理由が根拠となっているようです。しかし、ステップを踏み外した場合、物理的に前に転倒するし、滑り止めシートを貼っても、摩擦係数が減るだけで、滑るときは滑ります。ちょっと考えれば、あきらかな間違いに気づくはずなのですが、事故の検証って、保身のために、ずさんに行われるんだなと知りました。
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